インフォメーション
<日本救急医学会認定ICLSディレクター・インストラクターの 皆様>
日本救急医学会 ICLSコース企画運営 委員会
委員長 小倉真治
担当委員 世良俊樹
平素より、ICLSコースの運営にご理解、ご協力頂き誠にありが とうございます。
この度の熊本地震での被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げ、また現在も支援されている皆様のご無事での活動をお祈りいたします。
さて、昨今の専門医制度の導入、CoSTRのコメントにもありますように、蘇生教育における質のコントロールがより一層問われております。
そこで、先日開催されました日本救急医学会ICLS企画運営委員会(以下委員会)で以下につきまして決定されました ので、ご連絡申し上げます。
① お願い:ガイドライン2015でのコース開催について(2017/5/1開催分以降)
② 報告事項:新規インストラクター申請(一部条件改正)について(2017/5/1申請分以降)
③ 報告事項:コースの事後申請廃止について(2016/6/1開催分以降)
④ お願い:インストラクターの推薦におけるディレクターの役割について
① お 願い:ガイドライン2015でのコース開催について(2017/5/1開催分以降)
現在、ガイドライン2015あるいは2010対応、いずれのコースでの開催も認められております。
今後、2017年5月1日以降の開催につきましては、全てガイドライン2015でのコース開催をお願いすることが決定されました。
なお、ICLSコースガイドブック改訂版は、現在委員会のワーキンググループにて改訂作業中ですので、発売まで今しばらくお待ちください。
② 報告事項:インストラクター申請について(2017/5/1申請分以降)
現在、コース受講後、
・指導者養成ワークショップ受講
・アシスタントインストラクターとしての指導3回(BLS、気道 管理、モニター・除細動)以上
・ディレクター推薦
があれば、申請可能となっ ております。
今後は、
・指導者養成ワークショップ受講(いつでも)
・アシスタントインストラクターとしての指導3回(BLS、気道管理、モニター・除細動)以上(インストラクター申請時から遡り5年以内)
・ディレクター推薦
の条件が追加されます。2017年5月1日申請分より適応となります。
例:2017年5月3日に申請:2012年5月3日以降に3回以上の指導が必要
*指導者養成ワーク ショップの時期は問わない。
なお、今後、指導者養成ワークショップは、日本救急医学会認定のワークショップでの受講が必須となる予定となっております(ワークショップの地区別開催数の経緯等をみて時期が決定される予定)。
指導者の皆様におかれましては、インストラクターを目指す受講生、アシスタントインストラクターの方々にお伝え頂ければ幸いです。
③ コースの事後申請廃止について(2016/6/1開催分以降)
当初より、開催コースの申請は、開催の2週間前までの申請と、開催後2週間以内の結果登録をお願いしております。
しかしながら、一部、コース開催日やコース開催後でのコース申請がございます。
日本救急医学会認定のコースとしましては、今後は事後でのコース申請を一切認めないことが決定されました。
受講生の受講歴、インストラクターの指導歴や更新に影響が予想されますので、上記を必ず守って頂きますよう改めてお願い申し上げます。
なお、特段の事情があり事後となってしまった場合には、地区担当委員までその理由を付してご連絡ください。
④ お願い:インストラクターの推薦におけるディレクターの役割について
現在、新規インストラクター申請時にディレクターの推薦が必要となっています。
しかしながら、ディレクターの番号が一人歩きし、推薦インストラクターの質が疑問視されていることが指摘されています。
改めて新規インストラクターを推薦される際には、該当インストラクターの質を評価頂き、また認定番号の厳重な管理をお願い致します。
以上、お願いばかりで恐縮 ではございますが、どうぞご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。